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創業者からのメッセージ

中村 則雄

ファウンダ—・CTO 博士(工学)
産総研主任研究員

私が3Dを意識したのは1985年のつくば科学博覧会の事であり、小さな子供からご老人までが眼の前に飛び出す立体映像をつかもうと無意識的に手を伸ばす姿は、 人間の自然な行動・欲求に大変興味を持ちました。

赤ちゃんは、眼が見えない状態で触覚や聴覚による周囲の理解を通して、母との関係性を確立しながら自己存在を確認します。

幼児が自転車乗りをマスターするのはそんなに簡単なことではないのですが、誰に教わることなくスマート端末(iPad)を上手に使いこなす事実には驚かされます。しかし、そんな情報端末からの伝聞情報によって構築された子供の世界観とはどのようなものなのでしょうか。

大学までサッカー部に所属して私は、思わず身体が動いてしまった成功体験を何度も経験しており、腑に落ちる理解とは、自分の実際の経験・体験との整合性によって得られることが多いような気がします。

3D触力覚技術と体感ビジネスは、情報端末によって分断されてしまった自然界との関係、人と人との自然な関係を復活させ、今までなかったことが不思議なくらいに現実生活に溶け込むでしょう。

バーチャルとリアルの境界を意識することなく世界や他者とつながることを可能とし、タイムマシンやどこでもドアのように時間と空間を超えられる未来の可能性も秘めています。

日本発の4次元ポケットを所有するドラえもんのように、世界初の3D触力覚技術は、世界に夢を与え、人々の生活を大きく変えてくれることでしょう。

香田 夏雄

コファウンダー・取締役社長

ファウンダーの中村は、世界初の『錯触力覚発生技術』を発明しました。これまで不可能といわれていた、空中での力覚の体感を実現します。工学の常識を覆す、まったく、新しい概念の夢の次世代型技術です。

ミライセンスは、この「錯触力覚発生技術」をベースに、「3次元触力覚テクノロジー」を応用した様々なデジタルの「体感」をビジネス化する世界初のベンチャー企業です。

今年は、バーチャルリアリティ(VR)の再定義、バーチャルリアリティ元年とも言われています。さらに、同時にウェアラブル元年とも言われています。手軽なデバイスを使って、驚くべき、没入感を生み出すこれら技術。人類に新しい体験を生み出し話題になっています。しかし、これら技術には、根本的な欠点があります。

さらに、人の身体の動きとらえてモーションセンシング技術等が著しく発展した昨今、人々は、ただ見るだけでなく、自らの身体でバーチャルリアリティに代表される情報空間を自在に操ろうとしています。しかし、これら技術にも根本的な欠点があります。そう、それらの根本的欠点とは、『「体感」の不在』なのです。

視覚的に、どんなにリアルに、どんなに直観的になっても、触れた感じ、つかんだ感じ、そして、押す押されるのリアクションがなければ、それは真のコミュニケーションとは言えません。結果、どうしても、もどかしさ、イライラ感が残ってしまいます。

ミライセンスは、これまでSF映画の世界だけの話であった、まったく何もない空間で、まさにそこに実体があるかのように、押したりつかんだりといった感触、ザラザラといった触感などをリアルに体感することができる夢のインターフェースを実現します。そして、その技術をベースに、さまざまなデジタルの「体感」サービスを開発し、世界に発信してきます。ミライセンスが、デジタルコンテンツと人とのインタラクションに、大きな革命を起こし、人類に新しい未来的ライフスタイルをもたらすことを確信しています。どうぞ、ご期待ください。

会社情報

社名

株式会社ミライセンス MIRAISENS, Inc.

設立年月日

2014年4月1日

所在地

本社

〒220-0012
神奈川県横浜市西区みなとみらい
4丁目3-8


U.S. satellite office

44 Tehama Street, San Francisco, CA 94105

代表者

香田夏雄(コウダナツオ)

事業内容

3次元触力覚技術の研究開発事業
3次元触力覚技術の商用化事業
3次元触力覚技術を応用した各種サービスの運営事業

沿革

2014年4月1日:産総研主任研究員である中村則雄(工学博士)をファウンダーとして設立。
2014年4月3日:産総研技術移転ベンチャー認定。