NEWS 2015.10.07

ミライセンス、3億円の資金調達を実施、デジタル「体感」ビジネスを加速

2015年9月29日 株式会社ミライセンス(本社:茨城県つくば市、代表取締役:香田夏雄、ファウンダー:中村則雄)は、株式会社ジャフコ(本社:東京都千代田区、 取締役社長:豊貴 伸一)が運営管理する投資事業組合を引受先とするシリーズA第三者割当増資を実施し、約3億円を調達しました。
本増資後の資本金(資本準備金含む)は約3億1千万円となります。今回の資金調達により、当社の3D触力覚技術の研究開発を加速させると共に、デジタル「体感」ビジネスの展開を本格化させています。

【株式会社概要】

株式会社ミライセンス(以下、当社)は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)の中村則雄主任研究員の研究成果である「錯触力覚技術」(特許20件をワールドワイドで出願済、内16件登録済)をベースに、世界初の「体感ビジネス」を展開することを目的に、2014年4月、「産総研技術移転ベンチャー」としてスタートしました。
これまで、産総研をはじめ、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)などの支援を得ながら研究開発を進め、3D触力覚技術を実用化しました。また、3D触力覚技術を支える、触力覚デバイス(アクチュエータ)、コントローラ、サービス技術などの開発を行っています。主な事業モデルは、3D触力覚技術の研究開発、及び、触力覚技術を応用した各種製品開発・サービ開発のための統合型ソリューションの提供です。

【当社技術概要】

当社の3D触力覚技術は、工学と脳科学を高度に統合することにより開発されました。触力覚デバイスから伝わる刺激(振動、電気、超音波等)で、脳内に錯覚を発生させ、腕が浮くようなリアクションや、いろいろな触った感覚を体感することができます。人の感覚である、視覚・聴覚は、コンピュータ・グラフィクス、コンピュータ・ミュージックなどによりデジタル化され、広く普及しました。3D触力覚技術は、人の触覚(触る感覚)をデジタル化することができるため、コンテンツの次元を飛躍的に拡張します。触力覚デバイスは、例えば、空中で体感できるタイプ、凹まない平面上でもリアルなボタンの押しこみ感を体感可能なフラットタイプなど、様々な用途に向けたものを提供します。先端医療、社会福祉、車載、ウェアラブル、携帯、ホーム、IoT、ビッグデータ、バーチャルリアリティ、そしてエンタテイメントまで、幅広く応用可能なため、人の生活をより豊かで安心安全そして未来的なものへと大きく革新させることが期待されています。

【今後の事業展開】

今回の資金調達を受け、研究人員体制を拡充し、3D触力覚技術の研究開発を強化するとともに、デバイス製造技術・サービス技術の確立を行っていきます。また、3D触力覚技術をベースとした体感ビジネスのためのプラットフォーム技術を開発し、官公庁、国内外の研究機関、各メーカーとともに、体感ビジネスの普及拡大と世界展開を図り、新マーケットの創造、人材育成、雇用拡大に貢献していきます。

【株式会社ジャフコについて】

社名 : 株式会社ジャフコ
所在地: 東京都千代田区大手町 1-5-1 大手町ファーストスクエア ウエストタワー11F
取締役社長: 豊貴 伸一

【産総研について】

法人名:国立研究開発法人産業技術総合研究所
東京本部:東京都千代田区霞が関一丁目3番1号
理事長:中鉢 良治

【本件プレスリリースのお問い合わせ先】

株式会社ミライセンス 代表取締役 香田夏雄
〒305-8566 茨城県つくば市梅園1-1-1
産総研つくば中央第一事業所(つくば本部・情報技術共同研究棟)内
TEL: 029 – 860 – 6186

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後ほど、担当者よりご連絡させていただきます。

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